こんにちは。CROPSのタニガワです。
今日は形状記憶ケーブル〈BIRO バイロ〉についてお話しようと思います😉
形状記憶ケーブルとは!?
CROPS独自開発の(ケーブル)ワイヤーです。
名前の通り形状を記憶しているケーブルで、コイル状のケーブルを引っ張りすぎたりした際の伸び癖が付き難いという特徴があります。
(記事内で登場するワイヤーとケーブルですが、ワイヤーは中身のスチールの単線を束ねた部分で、ケーブルはそれをコーティングした全体の部分を指しています。)
形状記憶と言いますと、バネタイプと針金タイプの2つをイメージしますが、言い回しによってはどちらも形状記憶になります。力を加えた時に元の形に戻るのか?それとも曲がった形をキープするのか?という意味合いです。
また、形状記憶合金という物がありますが、それは前者で、力を加えても元の形に戻るという物です。
BIROは、伸び癖がつかずに綺麗に元の状態に戻るという意味の形状記憶になります。
元の形状に戻ると言いましても、素材に形状記憶合金を使っている訳ではありません。 形状記憶合金はバネの様に強い反発力がありますので、ロックの施錠時や解錠時に手が滑ってロックを離してしまった場合、ケーブルの戻る力が強くなることから、ロックがフレームに"カツン"とぶつかって傷を付けてしまう可能性があります...
自分も経験ありますが、あれ、嫌ですよね... 😅
その為ワイヤー自体に戻る力を持たせるのではなく、ワイヤーをカバーする皮膜の形状を見直し、またダブルワイヤーにすることでキンク(折れ曲がり)を防ぎ、形状記憶の効果を持たせています。
ケーブル皮膜は従来の丸型ではなく、角形 になっていますので、ねじれに強く、しっかりと元の形状に戻ります。更にコイルロックにありがちなケーブルの絡まりを防ぎます。(電話のコードでよくなるやつです 笑)
ケーブルの皮膜で元の形をキープしますので元に戻る反発力が軽減され、手が滑ってヘッドを離してしまった場合でも、輪ゴムのようにパチンとなりにくい設計になっています。
Q-BIRO
内部が見えるスモーク仕様のケーブルです。ダブルワイヤーであることが確認できますね!
因みにこのケーブルは限定モデルのQ-BIRO シルバーヘアラインです🔑
ヘッドに細かな傷を付けてコーティングしていますので、金属の質感がありかっこいいです。
ガンガン引っ張って使える!
CROPSのコンパクトロックに採用しているBIROケーブルは、複数台の自転車を施錠したり、対象物が遠い場合、また前後輪ロックを行う場合に非常に有効です。
180cmのケーブルでもダブルループで施錠することで、ケーブルの長さをフルに使えることができます。通常のケーブルでは伸びやすかったり、折れ曲がってしまうこともありますが、BIROケーブルはそれらを大幅に軽減することができます。
とにかくBIROケーブルはロックをガンガン引っ張って使用することができますので、コイルケーブルでありながらもストレートケーブルのように使えます。
ストレートの利便性と、コイルの収納性を両立した良い所取りといった感じでしょうか!
自転車は駐輪時に目を離さないのが1番のセキュリティーですが、どうしても短時間自転車から離れる場合はこのような簡易ロックが役に立ちます! コンパクトロックをご検討の方は是非ご参考にしてください✨
ラインナップ紹介
品番 : CP-SPD04-BR "Q-BIRO"
BIROケーブルを初採用したモデルです。 180cmのケーブルとメタルテールリングにより、ダブルループでの施錠範囲が最も広く、前後輪+サドルの3点ロックが可能です。
品番 : SPD04-BR90 "Q-BIRO mini"
Q-BIROのショートバージョンです。
収納性に特化し、サドルバッグやツール缶などにすっぽり収まるサイズで、いざと言う時の簡易ロックとして役立ちます。フロントホイールとダウンチューブの施錠でハンドルがロックされ、立てかけ駐輪の自転車が倒れるトラブルを防ぎます。
品番 : K3-BR120B "K3-BIRO"
サイズの大きいBIG BIROケーブルを採用したブラケット固定タイプのロックです。
BIG BIROケーブルは軽量かつ、ペンチなどのハンドツールに対しての耐久性を持ちます。
コンパクトで軽量、ブラケット固定タイプの常識を覆すデザインです。
品番 : CP-K4-BR180B "K4-BIRO"
ディンプルキータイプのBIG BIROケーブルロックです。
ヘッドの間に別売のLION ALARMをセットし、振動センサー内蔵のアラームロックへとアップグレードできます。
ちょっと裏話し...
よくあるコイルロックは有り物のケーブルを使っていますが、CROPSのロックはケーブルからオリジナルで作っています。 コイルロックにした時のボリュームや、実際の使いやすさなどをテストしてそのアイテムに合ったスペックを探します。🦂
ケーブルを独自開発することはそれだけコストが掛かりますが、サイクルライフにはジャンル問わずにロックが必要不可欠ですので、ちょっとしたアイディアと利便性を形にする為には、常にオリジナルを追求していきたいところです🦂
安心の品質をいつまでも!
CROPSのロックには常にこだわりが詰まっています!